クラウドゲームサービスが本格的に提供され1年が経ちました。約1年前に私の初めて書いたブログ記事がクラウドゲームサービスについてでした。
この記事では日本でサービス提供または提供予定となっている5社(Microsoft、NVIDIA、SONY、Google、Amazon)のサービス内容や特徴を詳しく解説します。
- どのクラウドゲーム会社がいいの?
- サービス内容は違いがあるの?
- 日本でのサービス提供は?
と疑問をお持ちの方の悩みを解決できる記事になっています!
本記事を読めば、どのクラウドゲームサービスが自分に向いているか知ることができます。
クラウドゲームとは?
そもそも『クラウドゲーム』とは?
- ダウンロード不要
- 外出先でも携帯端末でPCゲームが遊べる
- 低スペックPCでも高精細・高画質のゲームが遊べる
外出先からスマホ等を使ってゲームを楽しむことができるサービスであったり、ゲームをダウンロードせずに低スペックPCでも遊ぶことのできるサービスです。
クラウドゲームサービス5社を紹介
日本でサービスを提供又は提供予定である5社を紹介
「PlayStation Now」SONY
PS5,PS4,PCで楽しめる定額制のサービス「Playstation Now(PS Now/PSナウ)」
特徴
- PS5とPS4、さらにPCでも遊べる
- 400以上のゲームタイトルを遊び放題
- 回線が不安でもダウンロードしてプレイできる
2015年9月他のサービス会社よりもいち早く定額制サービスを開始
PS4,PS3用のゲームタイトルが定額制で遊べる、PS5,PS4,PC対応のサービス。
クラウドサーバーに格納されたゲームを、対応デバイスからネットワーク経由で好きなときに好きなだけ遊ぶことができる。
PS5とPS4、さらにPCでも遊べる
PS5とPS4はもちろん、デスクトップPC又はノートPCでも遊ぶことができる。
PCでは推奨スペックのものであれば、PCアプリ「PlayStation Now on PC 」をインストールすることでプレイ可能PlayStation本体を持っていなくてもPSのゲームを遊ぶことができるんです。
PlayStation Now on PC 推奨スペック
400以上のゲームタイトルを遊び放題
人気アクションゲーム「バイオハザードシリーズ」から、「フォールアウト4」、「レインボーシックス」といった人気タイトルや往年の名作、注目のインディーゲームまで、幅広いラインナップ名作がジャンル問わず400以上のタイトルが遊び放題!
さらに対応タイトルは毎月更新されゲームが追加されていきます。
回線が不安でもダウンロードしてプレイできる
PlayStation Nowを利用するにあたり一定以上の通信速度が求められます。
プレイには下り速度5Mbps以上が保障される安定した回線環境がプレイする上で必要です。快適にプレイいただくには12Mbps以上が保障される安定した回線環境が必要です。
PS4の場合はゲーム機本体にダウンロードしてプレイできるため、回線速度や回線の安定性に不安がある方でも楽しめます。
通信速度はPS4の本体メニューにある「設定」->「ネットワーク」->「インターネット接続を診断する」を実行すると計測できます。
またPlayStation Now(PS Now)利用権の購入画面でも接続テストが可能です。
「Xbox Game Pass」Microsoft
Microsoftがサービス提供する定額ゲームサービス「Xbox Game Pass」
「Xbox Cloud Gaming」ではゲームにかかる高負荷な処理はクラウドサーバーを利用して、高性能なゲーミングPCやゲーム機を使わずにWindows PC、Android、iPhone/iPadでゲームを遊ぶことができます。
2021年10月1日から正式に日本でのサービス提供され、Microsoftのクラウドゲーム「Xbox Cloud Gaming 」は「Xbox Game Pass Ultimat」のサービスに含まれています。
「Xbox Cloud Gaming 」がサービスがメインではなく「Xbox Game Pass Ultimat」のプランに付随する一つのサービスであること
特徴
- 最新作も発売当日から遊べる
- 130本以上のゲームが遊び放題
- ゲーミングPCやゲーム機がなくても遊べる
- UltimateプランでPC・Xbox用タイトルすべてが遊べる
最新作も発売当日から遊べる
ラインナップに最新作が入ることが多い
Xbox Game Studios製のゲームなら最新作でも発売日に遊ぶことができるのはもちろんですが、他のメーカーの最新作もラインナップに入ることが多いのが特徴です。
現時点10月初旬ですが、注目の新作「Back 4 Blood」がラインナップに入っています。
最新作だけでなく過去の名作もラインナップに入っているので定額いろんなゲームが遊ぶことができます。
130本以上のゲームが遊び放題
いつ加入しても150本以上のゲームが遊べる
一口で130本と言っても「つまらないゲームばっかじゃなの?」と思われるかもしれませんが、「Xbox Game Pass」の凄い所は幅広い層に対応できるようなラインナップをしているところ
タイトルの一部
- Back 4 Blood
- 龍が如く7 光と闇の行方
- Subnautica
- Hades
- OCTOPATH TRAVELER
- Maneater
ゲーミングPCやゲーム機がなくても遊べる
PC・Androidで遊べる
ゲームに関する処理はクラウドサーバがやってくれるので、高性能PCやゲーム機の性能に依存せずノートPCやスマホ、タブレットでゲームを遊ぶことができます。
ネット環境が良ければ外出先でも高負荷なゲームを楽しむことができます。
UltimateプランでPC・Xbox用タイトルすべてが遊べる
「Xbox Cloud Gaming」は「Xbox Game Pass Ultimate」に含まれたサービスのなのでUltimateプランのサービスも利用することができます。
Xbox Game Pass Ultimateプラン内容
- 約300本以上のゲームが遊び放題
- PC・Xbox用タイトルすべてが遊べる
- Xbox Live Gold利用可能(Xboxでオンラインプレイ)
- EA play(EAのゲームの一部が無料で遊べる)
- ゲーム内追加コンテンツやパートナーオファーなどの無料特典
- Xbox Cloud Gamingが利用できる
「Xbox Cloud Gaming」以外にも多数の特典があります。
有名な作品なら『ARK: Survival Evolved』、『Dead by Daylight: スペシャルエディション』、『ウィッチャー3 ワイルドハント』、『Minecraft Dungeons』なども遊ぶことができます。
月額1,100円する「Xbox Game Pass Ultimate」を3年間月425円で遊ぶ方法
現在「Xbox Game Pass Ultimate」 未加入の方限定です
「GeForce NOW」NVIDIA
GPU開発最大手のNVIDIAが手掛ける、クラウドゲームサービス「GeForce NOW」
日本では「GeForce NOW Powered by SoftBank」と「GeForce NOW Powered by au」が2社が「GeForce NOW」のクラウドゲームサービスを提供しています。
特徴
- 対応端末が豊富
- クラウドゲームサーバーのみを提供(ゲームは別途購入)
- 複数のゲームプラットフォームを紐づけ「GeForce NOW」で遊べる
- フリープランが追加(2021.6.3)
対応端末が豊富
「GeForce NOW」クラウドゲームサービスは、Webブラウザ「Safari」のiOS版に対応するベータ版の提供を開始、すべての通信キャリアで利用可能になりました。
- Windows
- Mac
- Android
- iPhone / iPad(1月ベータ版提供開始Safari経由)
600タイトルをサポート(ゲームは別途購入)
遊び放題ではない
クラウドゲームサービスでプレイできるタイトルは600タイトルと多くのゲームを遊ぶことができます。
ただし、ゲームは別途購入しなければならない。
steamなどゲームプラットフォームから購入したゲームを「GeForce NOW」のクラウドゲームサービスを使ってプレイするシステムです。
複数のゲームプラットフォームを紐づけ「GeForce NOW」で遊べる
「Steam」「Epic Games」「Uplay」「Origin」などの様々なゲームプラットフォームもGeForce NOWアカウントと紐づけてプレイできる
色々なゲームプラットフォームでゲームソフトを持っている方は「GeForce NOW」で携帯端末でどこでも遊べる。
フリープラン
2021年6月3日に提供が開始なったフリープラン
月額費用が0円で80タイトル以上の無料ソフトが遊べるプランです。月額1980円のプレミアプランの内容には劣りますがGeForce NOWを無料で楽しめますね。
プラン内容の違い
フリープラン | プレミアプラン | |
価格(税込み) | 0円 | 1,980円 |
連続接続時間 | 1時間 | 6時間 |
RTXの対応 | 非対応 | 対応 |
「Stadia」Google(日本未提供)
2019年11月にサービスの提供が開始された「Stadia」
提供地域は日本を含まない世界14カ国で開始され、今後もサービス提供地域を拡大していくが日本でのサービス提供は未定
特徴
- Google Chromeが使える環境であればゲーム可能
- 「Stadia」専用コントローラー
- 「YouTube」との連携を使った機能
Google Chromeが使える環境であればゲーム可能
「Stadia」は、Chromeブラウザが動作する、PC、Mac、スマートフォンなどのほか、Google Chrome対応のあるいはChromecastを接続したTVなど幅広いデバイスでプレイ可能
デバイスや場所にとらわれることなくどこでもゲームができる。
「Stadia」専用コントローラー
「Stadia」専用コントローラーはWi-Fiでサーバーとダイレクトに接続するため、限りなく低遅延でゲームをプレイすることができます。
さらに「Stadia」専用コントローラーはGoogleアシスタントを搭載しているので、一般的な用途だけでなくボイスコマンドにてゲーム内で特別な機能を利用することも可能
YouTubeとの連携を使った機能
『Google Stadia』の一番の魅力YouTubeとユニークな機能
- Crowd Play
Youtubeで生配信中のゲームに視聴者が飛び入り参加できる機能 - State Share
プレイ中のゲームの状態を他のユーザーと共有できるという機能
「Luna」Amazon(日本未提供)
インターネット通販最大手のアマゾンが提供するクラウドゲームサービス「Luna」
2020年10月20日より本国アメリカのみで先行アクセスを開始、今後も提供地域を拡大していく予定だが日本のサービス提供は未定
特徴
- 現時点では月額5.99ドル(約630円)と激安
- Alexaにも対応した専用コントローラー
- 「Twitch」との連携を使った機能
現時点では月額5.99ドル(約630円)と激安
Googleの「Stadia」と同じようなサービスだが大きく違うのは月額費用が「Luna」は破格に安いという点
- 「Luna」が月額5.99ドル(約630円)
- 「Stadia Pro」が月額9.99ドル(約1080円)
現在は早期アクセスの段階なので、正式稼働時にどのくらいの費用になるかというところ
Alexaにも対応した専用コントローラー
「Luna」コントローラーも「Stadia」専用コントローラーと同じくはWi-Fiでサーバーとダイレクトに接続し限りなく低遅延でゲームをプレイすることができるとのこと。
さらに購入時にLuna専用カスタムサーバと接続する設定が済んでいるので設定の必要なし
Alexaに呼びかければゲームを起動してくれる。(それだけ?)
「Twitch」との連携を使った機能
この特徴も「Stadia」と「Youtube」の連携のようなゲーム動画サービスTwitchとの連携。 ゲーム動画配信を見て気に入ったら、ワンクリックでそのまま楽しむことができる仕組み。
「Stadia」と違う点はゲームメーカーとの連携ができる点、例えばプライムビデオで見る動画探してたら、この動画は専門チャンネル「dアニメストアで見てください」みたいなの出ますよね。それのゲーム版です。
追加チャンネルとしては現在「Ubisoft」があげられているみたいです。「アサシンクリード」をプレイしたかったら「Ubisoft」チャンネルに登録する。という感じですね。
クラウドゲームサービス私のおすすめ
日本でサービス展開されているクラウドゲームサービスは3社
- 「PlayStation Now」SONY
- 「Xbox Game Pass」Microsoft
- 「GeForce NOW」NVIDIA
オススメ理由は3つ
私がオススメする理由
- ゲーム遊び放題
- 最新ゲームが遊ぶことができる
- 月額費用が一番安い(月額1100円を約425円にする方法もある)
ゲーム遊び放題
遊び放題は「Xbox Game Pass」と「PlayStation Now」になります。「GeForce NOW」は別途でゲームを購入する必要があるのが上記2社より劣りますね。
最新ゲームが遊ぶことができる
Xbox Game Studios製のゲームなら最新作でも発売日に遊べる。Xbox Game Studios製以外のゲームの最新作も追加されることが多いです。
「PlayStation Now」は遊び放題のタイトル数は多いが最新作が対象になることはないので「Xbox Game Pass」より劣りますね。
月額費用安い(月額1100円を約425円にする方法もある)
月額費用は「PlayStation Now」の方が安いですが、私がPCゲーマーということもあり費用比較は許容範囲です。
クラウドゲームサービスどれを利用すべきか
まだクラウドゲームサービス自体が確立されていない状況ですが、少しずつ市場は大きくなっています。
さて、将来性も含めてどのクラウドサービスを利用すべきなのか?あなたに合ったサービス内容はあったでしょうか。
日本でサービス展開されている3社でまとめてみましょう。
- 遊び放題:「PlayStation Now」「Xbox Game Pass」
- タイトル数:「GeForce NOW」「PlayStation Now」
- 携帯端末で遊びたい:「Xbox Game Pass」「GeForce NOW」
- PCゲームを遊びたい:「Xbox Game Pass」「GeForce NOW」
- PSゲームを遊びたい:「PlayStation Now」
3社ともに無料または100円でお試しキャンペーンを実施しているので試してみましょう。