今回は、GPU開発最大手のNVIDIAが手掛ける、クラウドゲームサービス「GeForce NOW」について解説していきます。
2021年6月3日にフリープランの提供が開始されました。今まで月額1,980円のプレミアムプランのみでしたが、「GeForce NOW」が無料で遊べるようになりました。
クラウドゲームサービス「GeForce NOW」を利用すれば、PS5や高性能PCが不要で最新の高画質なゲームを遊ぶことができますよ。
クラウドゲームサービスの解説記事
GeForce NOWが提供するクラウドゲームサービス
高負荷なゲームを場所やデバイスを問わずに遊べる
PC・スマホ・タブレット問わずストリーミングでゲームを遊ぶことができる
GeForce NOWが提供するクラウドゲームサービスとは、高負荷なグラフィック処理を「GeForce NOW」のサーバー側でが行い、ユーザーは必要最低限のスペックのデバイスでどんなゲームでも快適に遊ぶことができるサービスです。
GeForce NOWの性能
ハイエンドPC並みの性能
- CPU:Intel CC150 3.5GHz(Corei9-9900K 相当)
- GPU:GeForce RTX T10-8(RTX 2080 Ti 相当)
- メモリ:8G
上記のスペックでPCを購入すると約15万~20万くらいです。
金額については後述で詳しく解説
対応機種
「GeForce NOW」が対応している機種(デバイス)
- Windows PC
- macOS
- Android
※将来的にSafari経由で、iPhoneとiPadでも利用できるようになるみたいです。
Windows PC 必要スぺック
macOS
Android
料金
基本1,980円だが一部ソフト別途購入の必要あり
「GeForce NOW」は現在2社がサービスを提供しています。
- GeForce NOW Powered by SoftBank
(2021年6月3日 フリープラン提供開始) - GeForce NOW Powered by au
GeForce NOW Powered by SoftBank
月額料金:1,980円
- 本登録完了から31日間無料
- フリープランで月額費用0円(2021年6月3日)
プラン内容の違い
フリープラン | プレミアプラン | |
価格(税込み) | 0円 | 1,980円 |
連続接続時間 | 1時間 | 6時間 |
RTXの対応 | 非対応 | 対応 |
GeForce NOW Powered by au
月額料金:1,980円
- 本登録完了から31日間無料
- auで携帯電話の契約者は300円/月割引
注意点
GeForce NOWはゲーム遊び放題ではない
- 無料タイトル以外は別途購入が必要
- 連続プレイ時間は6時間(フリープランは1時間)
無料タイトル以外は別途購入が必要
「Steam」「Epic Games」「Uplay」「Origin」などのプラットフォームをGeForce NOWアカウントと紐づけてプレイできるがその場合は月額費用とは別にソフトを購入する必要がある。
既に他のプラットフォームで所有しているソフトは、GeForce NOWでそのまま遊ぶことができます。
連続プレイ時間は6時間(フリープランは1時間)
連続してゲームをプレイできる時間は6時間です。
大きなデメリットにはならないと思いますが、6時間毎に一時プレイを中断してからプレイを再開しなければなりません。
GeForce NOWの導入
GeForce NOWの登録
GeForce NOW Powered by SoftBankでの登録方法です。
GeForce NOWのアカウント
2種類のサービス提供会社を選んで作成
2社ともにサービスの内容は同じ
auユーザーの場合300円/月の割引がありますが支払いがauかんたん決済のみになります。
auユーザー以外はSoftBankがおすすめです。SoftBankはクレジットカード決済が可能
GeForce NOWの登録
-
STEP01新規仮登録
- メールアドレスを入力
- 注意事項を確認
※ 注意事項は最後までスクロールしなければ確認を押せない
-
STEP02仮登録完了登録したメールアドレスに本登録案内メールが送られてきます。
-
STEP03ユーザ登録ページの必須事項ユーザ登録ページの必須事項を記入
-
STEP04ユーザー情報の確認
-
STEP05支払方法の選択支払方法を選択し、「支払情報入力に進む」をクリック
-
STEP06クレジットカードの登録クレジットカードの情報を入力し「次へ」をクリック
-
STEP07支払方法 登録 完了登録完了後、アプリをダウンロード
以上で登録完了です。
続いてアプリの設定です。
アプリの設定
-
STEP01アプリダウンロード・起動使用する端末のアプリをダウンロードして起動
-
STEP022.アプリログイン左上のログインボタンでログイン画面へ
-
STEP03プロバイダー選択ブラウザでプロバイダー選択画面が開きます。
「SoftBank」を選択
-
STEP04アプリログインログインIDは上記で登録したログインID
-
STEP05認証キー入力ログインすると登録されたメールアドレス認証キーが送られてくるので入力
-
STEP06NVIDIAプライバシー設定生年月日と通知の設定を選択
-
STEP07ログイン完了
これですべての登録が完了です。
GeForce NOWを使ってみよう
さっそくGeForce NOWのアプリを立ち上げて設定しましょう。
左上の三の設定を選択
下記の設定画面が表示されます
- Steam所有ゲームをGeForce NOWアプリに同期することができます。
- サーバーの場所(ネットワークテスト)
- ストリーミングの品質
①Steam所有ゲームをGeForce NOWアプリに同期することができます。
Steam所有ゲームを同期
①のゲームの同期欄の右端を選択し同期する。
Steamユーザー名とパスワードを入力
同期完了です。
②サーバーの場所(ネットワークテスト)
現在サーバーは2種類
- JP Central S1
- JP East S1
自動で設定されていると思いますが、ネットワークテストで確認してみましょう。
測定値が必要以上の数値か、推奨以上の数値か確認しておきましょう。
GeForce Nowのシステム要件
- 有線または5GHzのWi-Fi環境
- 15Mbps以上の通信速度(推奨25Mbps)
③ストリーミングの品質
ゲームパフォーマンスとデータ使用量を4種類の調整ができる
- バランス
使用可能なバンド幅を活用し可能な限り高品質を実現 - データセーバー
データ量を最小限に抑えながら高品質を実現 - コンペティブ
ストリーミング設定を最適化し可能な限り低いレイテンシを実現 - カスタム
自分の好みに調整できる(設定値の組み合わせによっては接続の問題を引き起こす可能性がある)
ストリーミング品質一覧
フレームレート | 最大解像度 | 1時間あたりの データ通信量 |
|
バランス | 60fps | 1920×1080 | 約10GB |
データセーバー | 60fps | 1280×720 | 約4GB |
コンペティブ | 120fps | 1280×720 | 約6GB |
カスタム | 60fps | 1920×1080 | 2~20GB |
GeForce NOWの口コミ
GeForce now steam版サイバーパンクのロード時間
アホみたいに速い#サイバーパンク2077 pic.twitter.com/JTaGt5p9X3— Jet (@jeeeeeetx) December 23, 2020
GeForcenowやばすぎワロタ
Switch勢やめそうなくらいSwitchや普通のモバイルより安定感ある pic.twitter.com/MlhjzjisvW— cafeaulait【QM】🎍🌊🎍 (@feaulaitFN) December 23, 2020
- 動作や読み込み速度は速い
- 長時間でも安定してプレイできる
この状態だともう今夜やれないじゃん
つっかえないなぁ#GeForceNow pic.twitter.com/er5hVAJ3s0— しゃくれ大先生 (@syakuresenpai) December 21, 2020
- 接続人数が多いと待機状態になる
- 回線悪いと回線か画質どちらかが悪くなる
- 料金が高い
フリープランで無料でゲームを遊ぼう
「GeForce NOW Powered by SoftBank」がフリープランの提供を開始したので、80以上のゲームが無料で遊ぶことができるようになりました。
GeForce NOWは他のクラウドゲームサービスと比較して利用料金が高めに設定されていますが、これでSteamやEpicなどの他のプラットフォームのソフトも気軽に遊べますね。
GeForce NOWについてご理解いただけたと思います。
最後に、おさらいしておきましょう。
GeForce NOWの特徴
- 性能はハイエンドゲーミングPC並み
- Windows PC・macOS・Androidに対応
GeForce NOWのサービス提供は2社
- GeForce NOW Powered by SoftBank
(2021年6月3日 フリープラン提供開始) - GeForce NOW Powered by au
GeForce NOWの注意点
- 無料タイトル以外は別途購入が必要
- 連続プレイ時間は6時間(フリープランは1時間)