突然ですが、皆さん例のゲームがやらかしました。
「The Day Before」です。
非常に期待されていた作品で、リリース前のフォロワー数は約22万人に上り、一時はウィッシュリスト数のトップに位置していた作品でしたが
リリース後の評価は2万件中、高評価率16%で「圧倒的に不評」
今年は近年稀に見る期待作のラッシュでしたが、その期待をに答えられずに低評価となった作品は少なくありません。
まぁ「圧倒的に不評」は珍しいですが・・・
それだけに留まらず、本作の開発元である「FNTASTIC」が、なんと12月8日のアーリーアクセスリリースからわずか4日でスタジオ閉鎖を発表
今もSteamストアは存在しているもの購入することはできず、開発は中止、今後のバグの改善やアップデートは行われないとのこと
まさに、ファンタスティック!
今回は、注目の期待作だった「The Day Before」が、これほどの問題作となっていったのかを紹介します。
この記事が少しでもあなたのお役にたてたなら幸いです。
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SteamでPCゲームやってみたいなと思うかたは「【Steamの始め方】これから始めるPCゲームの世界!導入から無料ゲームができるまで詳しく解説」を参考に始めてみてください。
「The Day Before」とは
本作はリリース前のフォロワー数は25万人、ウッシュリストランキング2位と非常に期待され2023年12月8日 アーリーアクセスでリリースされました。
ゲームは壊滅的なパンデミックに見舞われたアメリカ東海岸を舞台に、ゾンビとなった感染者や物資を奪おうとする敵対生存者と戦いながら、ゾンビアポカリプスな世界を生き抜いていくMMOサバイバル
プレイヤーはパンデミック後の新たな世界で空腹度・喉の渇き・体温などのステータス管理の行いながらも生き残るため、「インフェクテッド」と呼ばれているゾンビや敵対生存者が徘徊する過酷な環境下の中
廃墟と化した高層ビルや住宅、遺棄された車両などを調べ、希少な食料,水,銃器,医薬品といったアイテムを調達し、パンデミック後の新たな世界の秩序を築いていく非常に面白そうな作品でした。
初期の活動拠点になるウッドベリーコロニーでのコミニティーの再建と、オープンワールドでの探索や戦闘がメインとなり、プレイヤーはコミュニティからのミッションを請け負い、コロニーの再建に寄与することでウッドベリーコインと呼ばれるゲーム内通貨を獲得
このウッドベリーコインを使って各種弾薬や武器、防具、食料、医薬品といったアイテムを入手して、キャラクター強化さらには移動手段となる車や、自分の家を持つことも可能
発売前から問題作として注目される
ことの始まりは2021年1月にゲームプレイトレーラーと共に、本作の開発が発表されました。
一時期はSteamウィッシュリスト上位に位置し、当時トップに位置していた「Starfield」や「S.T.A.L.K.E.R. 2」といった超期待作を抑え1位を獲得し、1年以上に渡って「世界でもっとも期待されているゲーム」であり続け一躍話題となった作品ですが
度重なる延期による延期、商標登録問題によってSteamストアページ閉鎖、不透明なボランティアスタッフ募集といった問題もあり
もうゲームを作っていない説、そもそもゲーム自体存在しない説など様々な疑惑を招くことになりました。
そして2023年今年の1月には「The Day Before」商標権侵害の申し立てを受け、突如Steamストアページが閉鎖されたものの、この商標問題を解決させ、遂に2023年12月8日にリリースされました。
しかしながら、評価は「圧倒的に不評」
期待作の圧倒的に不評は稀
この作品については1年前から紹介してきましたがリリース前から問題が多く、これほど胡散臭い作品も稀でしたね。
Steamのレビューでは品質面のさまざまな課題点が指摘されており、スタジオ閉鎖が発表されてからはカオスになっております。
当たり前ですが、レビューにも返品済みの方が多かったです。
少しピックアップしてみると
- ゾンビサバイバルと思いきや実際はゾンビよりプレイヤーの方が多い
- サーバーに入れない、はいれてもバグばかり
- 脱出地点が固定されているため、脱出ガン待ちにぶちのめされる
- 保管庫に預けたアイテムが全ロストする
- 僕が逃げる前にゲームが逃げるとは・・・
とまあラグやクラッシュサーバーログイン戦争だけでなく、保管庫に預けていたアイテムが全ロストとするバグはキツイ
正直、ここまで期待されていて「圧倒的に不評」はかなり珍しいですね。
発売4日で開発元が閉鎖・開発を中止
12月12日Xにて開発元である「FNTASTIC」が、なんと12月8日のアーリーアクセスでリリースからわずか4日でスタジオ閉鎖を発表し、同作の開発を中止することを告知
本作のパブリッシャーである「Mytona」は12月12日、Xにて本作を購入してしまった全プレイヤーに対し、Steamと協力して返金対応を受け付けると発表
— Mytona (@mytona_official) December 11, 2023
「FNTASTIC」のスタジオ閉鎖の発表(日本時間午前2時)と「Mytona」の返金対応の発表(日本時間午前8時)に時間差があったため、一時は「売り逃げ」騒動にまで発展しました。
返金に関する詳しい内容は明言されていませんが、これによりSteamの返品条件である「購入後2週間以内、プレイ時間2時間未満である」という条件が、この商品に限り例外の対応がなされるかもしれません。
返金リクエストのやり方についても解説していますので、参考にしていただければと思います。
捨てられた作品「The Day Before」
ここからは個人的なお話になりますが、私は言いたい。
「そこに、愛はあるんか?」
アーリーアクセスは本来、そのゲームが未完成ながらもある程度遊んで楽しめる状態で販売されるもの
興味のあるユーザーはいち早くゲームを体験でき、開発元はその資金とフィードバックを受け、さらなる改善を重ね完全版として正式リリースとなるのですが
「FNTASTIC」はわずか4日で放棄したわけですよ。
スタジオの解散の理由としては「財政的に失敗し今後のアップデートを開発していくための資金が不足している」とコメントしています。
評価の低さや返金率を目の当たりにして、本作に未来を感じられず見切りをつけたという可能性も考えられますが、あまりにも作品が可愛そうに思えます。
過去にも多くのユーザーに期待したされながらも、リリース直後から評価が「賛否両論」でスタートした「No Man’s Sky」という作品がありました。
この作品は2016年にリリースされた直後の評価はレビュー数4万2千件中 52%「賛否両論」でしたが、リリースから7年をかけ現在はレビュー数21万件中 77%「やや好評」
直近30日間の評価は「圧倒的に好評」となっています。
リリース当初の評価は散々でしたが、7年にわたる絶え間ないアップデートにより現在は多くのゲーマーの支持を得るまでに成長
長くプレイしてきたユーザーそして、それに応えようと改善を繰り返した開発陣、双方に愛される作品は7年の年月をかけ現在の評価になっているのではないかと思えます。
それをわずか4日で放棄するのは愛がないと思わざるをえませんし、ユーザーに愛されるわけがないですよね。
私が言いたいことは愛されなかった作品が可愛そうということです。
まとめ
正直、評価が悪いだけならピックアップしませんでしたが、まさかこんな事態になるとは思っていませんでした。
リリース前はもうネタ的な作品と感じていましたが、開発中止にスタジオ閉鎖ってどうなんでしょうか。
逃げるのもファンタスティックでしたね。
わたし自身「やまチャンネルゲーム紹介実況」というYoutubeチャンネルで、Steamの新作ゲーム紹介やセール情報を発信しています。
このブログではSteamを使って楽しいPCゲームライフを過ごしていただけるように、役立つ情報やゲーム情報を発信しています。
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